室内の床・壁の陽が当たる部分の青被り
建築写真でよくある現象で、窓際の床や壁が青く写っていることがあります。
この青被りが目立つと、“失敗写真らしく”なってしまいます。
なぜ、青被りになる?
建築物、特に住宅は、床がフローリングのため、床が黄褐色~赤褐色です。
撮影時、それらの色が強まらないように、カメラが少し青色に寄せて色処理します。
そんため、陽の当たる部分は、白に近い色なのですが、それに青が被ってきます。
結果、それらの部分が青っぽくなってしまいます。
床壁天井は正しい色で写っているが、陽の当たる部分だけが青っぽくなっているのは、これらのことが原因です。
青被りしないように撮影するには・・・・。
床が黄褐色~赤褐色の空間では、陽の当たる部分の青被りをしないように撮るのは、現実問題、どんな高性能な一眼レフを使っても難しいです。
写ってしまう時は、写ります!
画像補正で処理するしか、方法はありません。
以下の写真は画像補正した写真です。室内の建材の色に影響を与えずに、肉眼で感じの“陽の当たる部分”を再現しています。